8月11日から9月5日までの1ヶ月弱,ドイツの研究船RV Meteorによる航海(M140, FORAMFLUX)に参加してきました.
カーボベルデ共和国のミンデロ出港,スペインのラスパルマス入港で,亜熱帯大西洋(アフリカ西岸)を北上する航海です.研究者は約10の大学や研究機関から総勢27名が集まりました.
(航海の公式ブログはこちら → https://www.marum.de/wir-ueber-uns/AG-Mikropalaeontologie-Palaeozeanographie/FORAMFLUX-Blog.html,https://www.nioz.nl/en/blog/dust/m140)
この航海では,浮遊性有孔虫の分布,フラックス,生態,共生関係などを明らかにすることを目的としています.多段式プランクトンネット,採水,CTDをメインに,ドリフティングトラップ,セディメントトラップ係留系,VPR観測なども実施しました.私は光合成の状態を測る機械(FRRf)を日本から持参し,浮遊性有孔虫と藻類の共生関係について調査してきました.
乗船メンバーの約7割が有孔虫関連の研究者という顔ぶれで,非常に濃密な有孔虫航海となりました.このブログの場を借りて,航海の様子を少しご紹介したいと思います.(つづく)